合コンバーなる、男女が夜な夜な集う場所
前回の記事で書いた「東京タラレバ娘」
衝撃を受けた翌日、運よく幼馴染のY子と呑みに行ったので、イカの塩辛をつまみながらタラレバ話をして、結婚に焦り始めた今の心境を切実に伝えてみた。
Y子はバツイチ。いまは某アイドルの追っかけをしているが、アイドルオタに隠された本性は肉食系女子。むかし、恥も外聞も公衆道徳も捨てて男に走る様は、まるでサバンナのハイエナのようであった。。。(モテるかどーかは知らん)
牡蠣の汁をすすりつつ、タラレバによって傷ついた私の心境を延々聞かされていたY子は、旧型iPhoneを出してこう言った。
「合コンバー行こうか」
肉食女子の行動は早い。幸いにして時間は夜。狩りにはうってつけの時間ってことか。
「行きます!男と喋りたいです!」
ってなわけで、人生初の合コンバーGO!!!
女性も料金支払うところのほうが健全でいいでしょ?っていうごもっともな提案に一つ返事でのる。場所は歓楽街の中心地。ネオンがまぶしーぜ!
ビビッてる私を尻目にY子はグングン進んで行く。なんてことはない普通のバーだった。おまけに日曜日だからか、お客さんはカウンターで仲良さげに喋っている男女ペアだけ。正直拍子抜けした。
私たちもカウンターに通されたものの、この時点で出会いの予感もないから、値段分のお酒は呑んでやると意気込みつつ、バーテンダーのオジサンと世間話をしてみる。微妙に挙動不審だった。
Y子はつまらなさそうだったけど、私は内心ホッとしていた。
こういうところがダメなんだろうけど、知らない男に値踏みされるのかって怖かったからだ。
ほど良く酔いも回ってきたところで、女子が一人で帰って行った。「あーあの男と上手く行かなかったのか残念」とか考えていると、気を使ったバーテンダーのオジサンが私たちの隣を勧めてくる。
この男、よく見たら若い。。。!!
最初のメンズYくん24歳であった。
Yくんはチャラくはない。
しかしガチャガチャしている印象で、若いなぁ~という感想以外なにも残らない。良い子ではある。このバーの常連らしく、バーテンダーとも親しげだった。